ベイビースッテプ 仕事復帰の第一歩

保育園見学、入園申請、ファミリーサポート登録を始めました。
夫は出張が多く、また近くに親族もいないので、子供を安心して預けられる場所をまず確保することが働ける環境作りの第一歩です。by Y子ママ

プロジェクト2ヶ月目、これまで、Y子さんは不安を解消し、9X9マインドマスを使った「次のライフワーク設計」から引き出された64個の具体的な行動目標をバイタルプリンシパルコーチング(VPC)通して、中長期(1〜3年)の実行計画、それに向けた今年後半のアクションプランを作ることができました。

7月からは、アクションプランの実践です。
仕事復帰の準備をするために、集中した時間と環境作りが始まりました。
都内X区在住のY子さんは、K君が朝起きる前や寝た後の時間に区役所のHPから保育園空き情報を毎日検索。
都内X区には認証保育所約50ヶ所、定期利用保育所約20ヶ所(1歳児から)、家庭福祉員(保育ママ)50名の登録があります。
HPの空き情報は、3歳児以降の枠を除いて、ほぼ「0」の数字が表示されていました。
注釈には「最新の情報は、直接保育園に午後9時以降問い合わせてください」と書かれています。
幼児を抱えるママにとっては、日中電話で30分以上集中して会話する時間を確保するのも大変です。
Y子さんは、それでもどうにか時間を作り、近隣の保育園へ順番に電話をかけ見学のアポをとり、K君を連れて足繁く保育園見学をしたり、区役所にいろいろ相談を始めました。

[SERECC] Y子ママ仕事復帰Project Step3

www.youtube.com

待機児童の実態 「本当に空きがない…」

保育園見学に行くものの対象年齢の空きがありません..
区役所からは、点数制なので就職してないと入れないと説明を受けました。
でも、現状は既に待機児童が多く就職が決まってもすぐに入園できないのが実態です。
育休ママが会社に育休延長してもらうという話も納得です。 By Y子ママ

毎日、Y子さんは保育園へ電話や、見学して相談するものの、「待機児童あり」という回答ばかり。
さらに入園対象者の優先順位があり、就職が未定の場合は最後列になってしまいます。
保育園によっては20名の待機児童がいることを聞くと、Y子さんもさすがに気が遠くなったようです。
働きたい女性はいるけれど、子供を預ける場所がない、就職活動や仕事復帰に向けての準備もできないというサイクルが何年も続いています。
日本が女性活性化推進活動をする上で、まず待機児童問題を改善しない限り、女性として働き続ける環境を確保することは困難であることは、数年前からの課題です。

待機児童を緩和できる短期で即急な対策案が必要であることを、私たちはこのプロジェクトを通して再認識しました。

例えば、待機児童を緩和する一案として、育休社員の児童向けに託児所の確保を企業に義務づける。
また、キャリアを生かして仕事復帰したい女性を支援する一環として、無認可施設との連携および料金の一部を支援する等の柔軟な対応が必要だと思います。

現状、料金面で比較すると、認可保育料は所得税で決まりますが30代平均収入500〜600万円の場合、週5日10時間保育できる保育園の料金が約6万円/月です。
一方、無認可は1時間1000〜1200円が相場です。週3日5時間で、6〜7万円/月の保育料になり、明らかに負担が違います。

SERECCプロジェクトチームとソリューションを見つける

SERECCでは、Y子さんの仕事復帰に向けた実践フェーズでこの課題を解決すべくソリューションを一緒に取り組んでいきます。
保育園が空くのを待っている間に何かしらの行動が取れます。
これは、Y子さんがこの課題を克服できれば、他の待機児童を持つママたちにも役立ちます。

7月末を目標に、以下3つのワークを実践していきます。
① 保育園以外で段階的保育プランを立て安心してK君を預けられる環境を確保する
② 有限な時間を効率的に利用して働く「ライフスライディングワークスタイル」を始める
③ SNS活用スキルアップで、稼ぐ手法を身につけ収入を得る

ラフスライディングワークスタイルとは、自由な働き方で仕事と仕事以外の活動を有限な時間の中、効率的に交互に繰り返すスタイルのことです。
例えば、会社勤務の場合、顧客会議など必要に応じて会社へ出勤し、仕事の結果を出せば在宅勤務や、夕方保育園を迎えに早退、一通り家事を終わらせたのち夜仕事をする、というような働き方です。
米国、ヨーロッパ、北欧などの企業は、このスタイルを取り入れ仕事と家庭のワークライフバランスを確保しています。
Y子さんが、これから仕事復帰の準備と子育ての両立スキルを身につけ「ライフスライディングワーク」で効率化を図っていくお手伝いをしていきます。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集