売上トップサロン女性店長、女性としてのライフイベントに合わせてワークシフトに成功!

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女性スタイリストで某大手ビューティーサロンの店長を長年勤めている彼女との出会いは10数年前、
彼女は、カット技術とセンス、そして何よりも美容にいい食品や整体の情報力が抜群、
リピーター客を多く持ち、その結果として売上げNo1を維持しているハイパフォーマーです。

女性らしく、そして働き続ける意欲が高く、パフォーマンスを最大限に発揮している女性の1人です。

♢ ただ一つ、彼女の深刻な課題

「子供が欲しい、しかしこの仕事を維持しながら両立ができるか不安・・・」

美容師といえば、日本の中で業種別長時間労働のトップです。
それは、長時間労働世界ランキングの上位を占める日本の中でトップ、
過酷な日々をこなしているのはいうまでもありません。

日中は、予約客はギッシリ、
閉店後は、部下の指導、
唯一の週休1日は、体のメンテナンスで終わってしまう。

どんなに仕事が優秀で、体力がある方でも限界がきてもおかしくないワークスタイルです。
特に女性の体は、繊細です。
ストレス、疲労は生理不順など女性の体を疲弊させます。

30歳後半の彼女は、出産のタイムリミットを感じつつ、頑張り続けていました。

♢ 「女性のライフイベントに合わせたら?」

丁度、2ヶ月前に久しぶりに彼女の美容院へ行き
いつものようにヘアーカットをしてもらいながら
美容についていろいろな情報交換をしていると
彼女は抱えている悩みをボソッと

「子供が欲しいけど、この仕事の状態だと不安なのよ」

30歳後半である彼女の気持ちは手に取るようにわかります。

サロンの組織状況や、勤務形態、人間関係、働く環境の状況を考えると、
美容業界で働く多くの女性は、出産のことを考えると引退や独立をせざるおえないのが現状です。

その中でも、ここ数年他の店舗の女性店長が数名ほど、
出産後復帰している方が出てきています。

彼女は、20年近く勤務しキャリアを積み、
実績もあり、働き続けたいという意欲は人一倍強い方です。

「方法は必ずあるわ、今出産に向けたライフイベントに合わせてワークシフト方法をお手伝いするわ」

そして、彼女のライフイベントに合わせたワークシフト方法のお手伝いが始まりました。

♢ ワークシフトの交渉に成功!

一ヶ月後、彼女は週4日は定時で上がり、週休2日という勤務契約を
会社幹部から同意をもらえました。
これは、設立から25年経つ会社で初の取り組みでした。

交渉の仕方、
ステックホルダー(交渉を成功させるために鍵となる人物)、
コミュニケーションが途絶えたり誤解が生じないように話したことを書面に残す、
回答の期限をしっかり決めて進捗を確認することを定期的にする

等、ワークシフトができるように具体的なアクションを
随時彼女にコーチングをし、
そして、彼女が自分の言葉で会社幹部と上手にリレーションを維持しながら
頑張りました。

途中、変化を受け入れられず暴言をはく上司、
何を甘えていると無視され本社へ伝えられていなかったりという問題もありました。

しかし、アドバイスをもとに彼女と同じサロンで働く旦那さんも一緒に努力し
この3月からワークシフトができました。

この変化の一歩は、その会社に勤務する次に続く女性達、また男性たちのとっても大きな影響を与えたと思います。
さらに、幹部の方々も働き方の課題に気づき変化を受け入れたことにより、会社の成長につながるはずです。

女性が、女性として働き続けるには、
働き方を男性と同様にするのではなく、
女性だからといって支援だけを求めて受動的になるのでなく、
自分の強みを生かし仕事の結果につなげる、
ただ女性としての体調管理をした働き方を考え、
それを職場に交渉してキャリアのスピードを調整することが大切です。

交渉とは、抗議ではありません。
歩み寄り、お互いが理解できるようにコミュニケーションを図ることです。

交渉力は、あなたがライフイベントに合わせて自分で働き続ける環境を作るために大切な力です。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集